シーダ―ウッドの屋根材はすでに半分土になり、そしてアリの巣に変わり果て、かろうじてアスファルトルーフィングの紙が屋根として持っていたようだ。
この屋根の上。地上2mから見える景色でしばし考える。
この物置の上に茶室を作るというのはどうだろうか・・・・・

茶室
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アスファルトルーフィングを4mに6枚切って、

9月11日
雨降りの間に茶室についての勉強をし、我が茶室の形が見えてきた。
雨が上がり、1階の天井つまりは2階の床に廃コンパネを敷き、作業しやすいようにする。
 

3.5m、3寸5部の角材を引っ張りだして

9月7日
ただ、頭から茶室づくりが離れなくなって、3畳の1階の上に4.5畳の茶室を作ろうと、廃材の山から使えそうな材料を探し始めたのでありました。

小屋組みが完成し家に見えてきた。 

垂木がそろえば、
あとは打って止めてゆくだけである。

刻んで

そして、2015年9月、物置の屋根の改修の折に、茶室づくりに計画が変わリ、
                     12月までかかって屋根材以外すべてを廃材で、築100年を目指した茶室を完成させたのであります。

シートををかけてこれでおしまい。

東西に胴差がのり、この上で、これからどのように作っていくのかを考える。
と同時に、1階部分の補強も考えていかないといけない。

2015年5月 茶道裏千家今日庵 第15代家元 千玄室大宗匠による 世界平和祈念 御献茶の義
を見る機会があり、すっかりその世界に飲み込まれてしまった。そして、私が出来ることの始まりは、茶室を作ることであった。



当分はこれで雨でも大丈夫

設計図も何もないまま、持ってきた木で、決めていく。

3.1mの土台を4本のっけた。

9月4日
少し雨漏りをし出した小屋の屋根を直そうと始まった。

無事に張り終えた。

屋根材を探すことで2日間かかり、
結局、廃材のなかから旧い垂木を20本引っ張り出して、240cmに切って、5寸釘が何本も打ってあり、抜くのにもの時間がかかる。。

9月19日
小屋組みのための刻みを入れてゆく。

広さは5畳ほどで、入口は東北の端から梯子で上がるように考えて進んでいる。

3.6mの軒桁がのり、四角い空間ができてきた。

柱の高さを154cmとし、土台のほぞ穴に入れて柱がたつ

続いて必要になりそうな木を
どんどん引っ張り出して軽トラで運ぶ

そもそも1999年に子供たちと一緒に子供の家を作ろうと作った3畳ほどの小屋で、基礎もブロックを置いただけ、柱も9cmの杉の角材で、何とも弱弱しいもので、この上に作ることは果たして可能かということなのである。

緑の中で、屋根に上り、
今までついていた屋根材を全部取り外す。

それでは、茶室ができるまでをつづっていきます。

写真をクリックするとYoutubeに飛びます。

これで揺れが減ってだいぶ安定した

微調整しながらきれいに決まった。

9月27日
2階部分が重くなりすぎたのか、1階と、基礎部分が曲がってきてしまい、補強のための柱を立てる

2階のでっぱり部分に、柱を立てるためにありあわせのものを使って基礎を打つ

このレンガの柱は、元は水道が付いていたもので、40cm掘って立てた。

南面の下からタッカーで止めて張っていく。

9月23日
間柱を立つとすっかり家らしくなってくる。

とにかく廃材は釘だらけで、くぎ抜きから仕事が始まる。
設計には、建具の位置を決めなくてなならず、家の周りに置いてある建具を探していく。

そして、小屋組みまで壊してしまったので、中に入っていたものを全部移動させなくてはならず、それが大仕事になってしまい疲れ果て・・・・

無事に張り終えた

9月26日 屋根張り、
2.7mの脚立を使って足場を作り、出来るだけ安全に進めていこうと・・・・


コンパネの野地板部分は部屋のところだけで、軒部分の2坪はある板を細切れに貼っていった。

一人で作っているものだから、たかが6枚、されど6枚で結構難しい作業でありました。

9月24日
夕方から雨が降るというので、Jマートに開店早々に行って、5坪の屋根の3坪分の6枚べニアとルーフィング1本買って、早速張りだす。

作り方が変なのだけれど、、これから建具を決めて、間柱立ててゆく。
その間柱は、3.5分のヒノキの柱を縦に半分に切って作ってゆく。

とにかく廃材建築というのは、あるもので作っていくというやり方なので、ある材料から、そしてできるところから作っていってしまい、、決まっていないところは後回しになっていく事が多い。

作り始めて2週間、このころは楽しさが沸き上がってきて、疲れを知らない。

9月16日
棟が上がった。さすがに4mの高さになると命がけになる。

建具も決めて間柱もたってゆく。

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